中溝 和弥 教授

教員プロフィール

中溝 和弥 教授

中溝 和弥 教授

メールアドレス:nakamizo [a] asafas.kyoto-u.ac.jp
個人ホームページhttp://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/nakamizo/
講座:平和共生・生存基盤論講座

専門分野(ディシプリン)

    南アジア地域研究、政治学、国際政治学

研究テーマ

    「民主主義は貧困と暴力を克服できるか」というテーマの下、現代インド政治、南アジア政治に関する研究を進めています。これまでは、インドのなかでも最も貧しい州の一つであるビハール州をフィールドとしながら、貧困、そしてカースト・宗教アイデンティティに基づく暴力と民主主義の関係について研究を展開してきました。現在は、対象地域をインド全体、さらに南アジアに拡大し、グローバル化の下で進行する新たな格差の拡大とその影響、そして平和と共生の実現について考察しています。

    My research topic is to explore the possibilities for democracy in solving poverty and violence. Under this theoretical framework, I have been working on Indian politics, especially focusing on Bihar, which is well-known for poverty and violence within India. Recently I have begun to work on the impact of globalization, that is, new forms of widening disparity and the realization of peace and coexistence, by conducting field work in all regions of India and South Asia.

所属学会

    日本南アジア学会、日本比較政治学会、アジア政経学会、国際政治学会、日本政治学会、Eurpean Association for South Asian Studies

主要業績

    著書
    2012年『インド 暴力と民主主義-一党優位支配の崩壊とアイデンティティの政治』東京大学出版会、359頁+ⅸ頁、【単著】
        第24回アジア・太平洋賞特別賞受賞作(2012年)
        第3回地域研究コンソーシアム賞研究作品賞受賞作(2013年)
        第16回国際開発研究大来賞最終審査対象作(2013年)
    2012年『現代南アジアの政治』堀本武功・三輪博樹編、放送大学教育振興会、 【分担執筆】
        第3章「インドにおける経済政策と民主主義の展開」(44-59頁)、
        第7章「インドにおける中央・州関係の展開」(105-117頁)、
        第8章「インドにおける農村の政治と民主主義」(118-130頁)担当
    2011年『インド・ビハール州における2010年州議会選挙-開発とアイデンティティ』アジア経済研究所、【湊一樹氏と共著・分担執筆】「はじめに-『開発の政治』と『アイデンティティの政治』」(湊氏との共著:1-7頁)、「第1章 ビハール州の政治史」(中溝担当:8-30頁)、「第4章 農村における2010年州議会選挙」(中溝担当:52-72頁)、「おわりに-交錯する『開発』と『アイデンティティ』」(湊氏との共著:73-75頁)ウェブ出版URL:http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Kidou/2010_301.html
    論文【断りのない限りすべて単著】
    2015年「経済成長と宗教ナショナリズム―2014年総選挙から見たインド社会」アジア政経学会編、『アジア研究』61巻4号、3-21頁、【査読あり】
    2015年「選挙と村人―インド最貧州における民主主義の実践」地域研究コンソーシアム『地域研究』編集委員会編、『地域研究』15巻1号、138-158頁、【査読あり】
    2015年「グローバル化と国内政治―グジャラート大虐殺と『テロとの戦い』」長崎暢子・堀本武功・近藤則夫編『深化するデモクラシー』〈シリーズ現代インド3〉、東京大学出版会、219―243頁
    2015年「暴力革命の将来―インドにおけるナクサライト運動と議会政治」、石坂晋哉編『インドの社会運動と民主主義―変革を求める人びと』昭和堂、164―199頁
    2015年「民主政治と社会運動―制度と運動のダイナミズム」(石坂晋哉氏と共著)、田辺明生・杉原薫・脇村孝平編『多様性社会の挑戦』〈シリーズ現代インド1〉東京大学出版会、305―332頁
    2014年 Chapter 5 “Poverty and Inequality under Democratic Competition: Dalit Policy in Bihar”,Tsujita Yuko (ed), Inclusive Growth and Development in India: Challenges for Underdeveloped Regions and the Underclass, Basingstoke and New York, Palgrave-Macmillan, pp. 157-180,【査読あり】
    2014年「危機の政治史―独立インドにおける危機の克服」『年報政治学 2013-Ⅱ』、62-85頁、【査読あり】
    2013年『ユーラシア地域大国の統治モデル』唐亮/松里公孝編著、ミネルヴァ書房、【松里公孝氏と共著】第9章「民族領域連邦制の盛衰」、260-283頁
    2013年 Resurrection of the State A Saga of Bihar―Essays in Memory of Papiya Ghosh, Lall, Sunita and Shaibal Gupta ed, New Delhi, Manak Publication, Chapter 7 “Political Change in the Bihar―Riots and the Emergence of Democratic Revolution”, pp.69-108
    2012年「弱者と民主主義-インド民主主義60年の実践」日本比較政治学会編、『日本比較政治学会年報第14号 現代民主主義の再検討』、221-245頁、【査読あり】
    2011年「暴動と経済-インドにおける民主主義と『暴力の政治』」日本国際政治学会編『国際政治』第165号、30-43頁、【査読あり】
    2010年「地主と虐殺-インド・ビハール州における私兵集団の結成と政治変動」京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科『アジア・アフリカ地域研究』(2009年 第9、180-222頁、【査読あり】
    2010年 “Can Democracy Overcome Violence ? An experiment of Bihar, India”, NIHU Program Contemporary India Area Studies(INDAS) Working Paper No.1(人間文化研究機構プログラム「現代インド地域研究」ワーキング・ペーパーシリーズ第1号)pp.1-25
    2009年「暴動と政治変動-インド・ビハール州の事例」日本政治学会編、『年報政治学2009-Ⅱ 政治における暴力』、150-177頁、【査読あり】
    2009年「第9章 暴力革命と議会政治-インドにおけるナクサライト運動の展開」近藤則夫編『インド民主主義体制のゆくえ―挑戦と変容』アジア経済研究所、355-401頁、【査読あり】
    2009年 “Responding to the Riots- A New Perspective in Understanding Indian Politics”, Proceedings of Research Trends in Indian Studies in the 21st Century, The Institute of South Asian Studies, Hankuk University of Foreign Studies, Seoul Korea, May 16, 2009, pp.97-119
    2008年「第7章 インドにおけるナクサライト研究」近藤則夫編『インド民主主義体制のゆくえ ―多党化と経済成長の時代における安定性と限界』アジア経済研究所、249-276頁.
    2001年「第14章 パンジャーブ州」広瀬崇子編『10億人の民主主義―インド全州、全政党の解剖と第13回連邦下院選挙』御茶の水書房、149-161頁
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