アジア・アフリカ地域研究情報マガジン:写真館バックナンバー

メールマガジンバックナンバー第85号

■■■■■ July 2010 第85号 <改革プロ・メルマガ第20号>■■■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
Integrated Area Studies INFOrmation Magazine(IAS-INFOM)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/index.html
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___________今月号の目次_________________

□「ハノイのスキニージーンズとサンタクロース」
......................................フィールド便り
□「今日は特別!!」..................メルマガ写真館II
□大学院教育改革支援プログラム情報
.........研究発信トレーニング、タイ・フィールドスクールなど
□お知らせ.............外務大臣表彰受賞、アフリカ研究最前線
□GCOE情報
......最終成果公表にむけて、新聞掲載情報など
□セミナー情報
□編集子より
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■フィールド便り 第20便
~みる・きく・ふれる:アジアとアフリカのフィールドから~
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「ハノイのスキニージーンズとサンタクロース」
                               ...............小田なら

2008年末、ベトナムの首都、ハノイ。3ヶ月強の滞在期
間中、「あぁ、まさにこれがベトナム!」とつぶやき、心に
残った光景は枚挙に暇がありません。中でも、私は「ジーン
ズ」と「クリスマス」という意外なものに「ベトナムの今」
を感じたことが、強く印象に残っています。

冬のハノイの若者は一様にスキニージーンズをはいていまし
た。華奢ですらっと伸びた彼らの脚に、これがまたよく似合
うのです。バイクが人々の交通手段であるこの国で、スキニー
ジーンズとピンヒールでバイクの波を縫って移動する姿には
感心させられたものでした。

ちょうど冷えるようになってきたころ、ハノイで私はクリス
マスを迎えました。ベトナムでクリスマスは「ノエル」と呼
ばれています。16世紀からカトリックの布教が始まったベ
トナムにはカトリック教徒が一定数存在しているため、信徒
らが集まった教会では厳かな時間が流れていました。

しかし、一方では経済成長に伴った商業的なクリスマスキャ
ンペーンも見られるようになっています。コートが必要なほ
ど冷える冬のハノイでも、さすがに雪は降りませんが、ショッ
ピング・センターの前では大きなツリーや雪だるまの置物が
おかれ、記念撮影の人の山が見られました。私が住んでいた
学生街の商店にも、クリスマスカードや小さな装飾品に混じっ
てサンタクロースの衣装が売られていました。ですが、それ
はどう見てもスキニージーンズならぬ、スキニーサンタ服。
仮にこれを私が買って履いたとしても、履きこなせるのかど
うか…と、勝手な想像をしていたその時─颯爽とバイクの波
の隙間を一生懸命走る自転車に乗っていたのは、他でもない、
細身の赤い衣装を着こなしたサンタクロースでした。

昨今ベトナムでもこどもの肥満が問題化してきています。
もしかすると、この細身サンタは徐々に見られなくなるかも
しれません。

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このメールマガジンのバックナンバーは、こちらのページから
ご覧いただけます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_list.html

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■メルマガ写真館II ~フィールドで出会う~
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「今日は特別!!」
................. 竹口美久(東南アジア地域研究専攻)

2009年の大晦日、私はお世話になっているゲストハウスのスタッ
フから、年越しパーティーにお呼ばれしました・・・
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/2010_07.html
(写真とエッセイの続きは上記HPでご覧いただけます)

↓「メルマガ写真館」バックナンバー
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_phots.html

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■大学院教育改革支援プログラム:
研究と実務を架橋するフィールドスクール情報
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■研究発信トレーニング(2010)
.......ポスター・発表会・講評会の様子を撮影した写真と改革オリジナル
記念品を掲載しました。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2010training.html

■タイ・フィールドスクール (2010)
.......参加者リストを掲載しました。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2010Thailand.html

■タイ・フィールドスクール:事前講義(2010)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2010Thailand01.html

■ナミビア・フィールドスクール (2010)
.......参加者リストを掲載しました。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2010Namibia.html

■ナミビア・フィールドスクール:事前講義(2010)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2010Namibia01.html

◆第1回ナミビア・フィールドスクール事前講義
日 時:2010年7月20日(火)17:00~19:00
場 所:稲盛記念館 小会議室II
講 師:丸山淳子先生(ASAFAS アフリカ地域研究専攻・助教)
内 容:フィールドスクール・オリエンテーション

◆第2回ナミビア・フィールドスクール事前講義
日 時:2010年7月27日(火)17:00~
場 所:稲盛記念館 小会議室II
講 師:手代木功基さん(学振特別研究員DC)、
藤岡悠一郎さん(学振特別研究員PD)
内 容:ナミビアの自然環境と食文化、ウィントフック
周辺地域の概要、シンポジウムの趣旨

◆第3回ナミビア・フィールドスクール事前講義
日 時:2010年7月29日(木)10:30~
場 所:稲盛記念館 小会議室I
講 師:水野一晴さん(ASAFAS アフリカ地域研究専攻・准教授)
内 容:ナミビア・フィールドスクールについて

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お知らせ
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□平成22年度外務大臣表彰受賞
重田眞義(アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻教授(個人))

わが国とエチオピアとの友好親善関係の増進に多大な貢献を
したとして、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究
科アフリカ地域研究専攻教授(アフリカ地域研究資料センター
長)の重田眞義氏が平成22年度外務大臣表彰を受賞し、表彰
式が、7月14日、外務省飯倉公館でおこなわれました。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/news/gaimudaijinsho.html

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□アフリカ地域研究資料センター5回連続公開講座
「アフリカ研究最前線:解る・アフリカ」
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/
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京都大学の若手研究者が広く一般の人に
アフリカのいまをわかりやすく伝えます。
お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。

◆第4回「アフリカ研究最前線:解る・アフリカ」講座
「『護る(まもる)』:アフリカの野生動物、森林など、
生物多様性資源をまもる人びとの営みについてお話します。」

日 時:2010年8月28日(土)15:00~17:00
場 所:京都大学稲盛財団記念館中会議室

スピーカー:
山越 言(京都大学アフリカ地域研究資料センター)
西崎伸子(福島大学)

受講料:4000円(5講座)
 ※1回ずつの受講も可(1講座1000円)

登録フォーム
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/form.html

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■京都大学 G-COE プログラム
:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点HP掲載情報
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■お知らせ
□「最終成果公表に向けて」........順次掲載
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
staticpages/index.php/towards

◆「パラダイム形成と最終成果の刊行を目指して」
.......杉原薫(プログラム代表)

本プログラムは、東南アジア研究所を主幹部局として
2007年7月にスタートした。グローバルで長期的な
視野から、アジア・アフリカ地域の持続的発展に関する
本格的な文理融合型研究に取り組むために....
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
staticpages/index.php/sugihara2010_ja

◆「第2パラダイム研究会」
.......佐藤孝宏(第2パラダイム研究会代表)

第2パラダイム研究会は、生存基盤指数の構築に関する
プロジェクト横断的な研究会である。これまで、本グロー
バルCOEプログラムにおける研究活動は、プログラム
メンバーが....
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
staticpages/index.php/sato2010_ja

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■成果公開
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◆新聞掲載

「学術本に『エコ』のお墨付き」朝日新聞
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
mediagallery/media.php?f=0&sort=0&s=20100706133150817

関連書籍情報>>
「熱帯アジアの人々と森林管理制度─現場からのガバナンス論」
編集:市川昌広・生方史数・内藤大輔
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
rticle.php/nettai

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■7月開催の研究会※研究会活動の記録掲載をすすめています。
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■パラダイム研究会
[2010-07-12] 「熱帯半乾燥地における生存基盤」[第30回研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100712

■第2パラダイム研究会
[2010-07-11]    [第4回研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100726

■イニシアティブ1
[2010-07-03] 「最初の地球の歩き方─佐野実編『南洋諸島巡航記録』
と堤林数衛翁を中心に」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100703_ini1

[2010-07-08]「アッバース朝」[「イスラーム的システムの史的展開」
シリーズ第3回]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100708_ini1

[2010-07-17] 「古典のなかのアジア史」[共同研究]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100717_ini1

[2010-07-24] 「古典のなかのアジア史」[共同研究]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100724_ini1

■イニシアティブ2
[2010-07-07] 「山地河川の水流出量に対する森林利用の影響は
どのように評価すべきなのか?」[第2回人為撹乱研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100707_ini2

[2010-07-13] 「アフリカの半乾燥地域における地域社会の潜在力」
 [イニシアティブ2・4/人為攪乱研究会 合同研究会 ]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100707175259950

■イニシアティブ4
[2010-07-13] 「アフリカの半乾燥地域における地域社会の潜在力」
 [イニシアティブ2・4/人為攪乱研究会 合同研究会 ]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100707175738104

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■セミナー情報....8月のおもな地域研究関連の研究会情報
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■[2010-08-28]「平成22年度公開講座「第4回:護る」(『アフリカ研究最前線:
解る・アフリカ』[連続5回]アフリカ地域研究資料センター公開講座)」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100622133552134

◆カレンダーからその他セミナー情報が閲覧できます。
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
calendar/index.php
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◆編集子より◆7月、研究発信トレーニングの講評会、発表会もおわり、
ASAFASの1、2年生はフィールドワークに出かける準備に余念がありま
せん。改革プログラムでも、タイとナミビア、2つのフィールドスクー
ルの準備と、そのフィールドスクールの前、あるいは後に自分のフィー
ルドに赴く20名強の院生の渡航準備に明け暮れています。今月号のフィ
ールド便りと写真館を執筆した2人の院生も、それぞれが出会ったフィー
ルドでの一コマを切り取っています。変わり行くベトナムの今を感じ取っ
た小田さん、多様な地域から出稼ぎにきて、タイで働く人々のたくましさ
に触れた竹口さん。これからフィールドに出ていく1、2年生も一体どん
な人々と出会い、どんな経験をし、何を学び、どのような発信をするので
しょう。様々な体験を重ねるであろう彼らの報告を楽しみに待ちたいと思
います。(T.O)
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◆このメールマガジンは、JSPS大学院教育改革支援プログラム「研究と実務
を架橋するフィールドスクール:社会に貢献するアジア・アフリカ地域専門
家の養成」実行委員会がASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援
室より発行しています。

◆感想やご質問をお気軽にお寄せください。掲載希望の記事や
研究会の案内なども受け付けています。
宛先:ainfom@asafas.kyoto-u.ac.jp

◆バックナンバーは、こちらのページから読むことができます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm.html
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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)
ASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援室
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協力:
京都大学 G-COEプログラム:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
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