アジア・アフリカ地域研究情報マガジン:写真館バックナンバー

メールマガジンバックナンバー第86号

■■■■■ August 2010 第86号 <改革プロ・メルマガ第21号>■■■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
Integrated Area Studies INFOrmation Magazine(IAS-INFOM)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/index.html
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___________今月号の目次_________________

□「大学院教育改革支援プログラム(英語発表トレーニング)
 に参加して」......................................フィールド便り
□「おそろいの服でパチリ!」.....................メルマガ写真館II
□大学院教育改革支援プログラム情報
.............................................院生発案共同研究など
□お知らせ....IAS-INFOMご意見・ご感想フォーム、アフリカ研究最前線
□GCOE情報
.................................ワーキングペーパーなど
□セミナー情報
□編集子より
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■フィールド便り 第21便
~みる・きく・ふれる:アジアとアフリカのフィールドから~
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「大学院教育改革支援プログラム(英語発表トレーニング)
 に参加して」
                              ...............佐藤慶子

私が本プログラムに参加した理由は、ゼミで英語での発表技術
を向上させる必要性を感じていたからです。そこで、いくつか
の書籍を参考にして、本プログラムの発表に備えました。
その際、「社会科学系のための英語研究論文の書き方」(石井
2010)が最も参考になりました。本書からは、発表で使うスラ
イドの展開(研究目的から研究方法、研究結果など)を説明す
る「つなぎ言葉」を使って(例えば、'Now I'd like to move
on to’や 'As you see' 等)、話の流れが聞いている人に明
確に伝わるように心がけました。

発表では、「インド半乾燥地域農村部における経済階層別のヤ
ギ飼育とマイクロファイナンス」と題する研究内容を話し、4
人の外国人研究者の先生から、(1)プレゼン技法、(2)発
表(研究)内容、に関するコメントを頂きました。その結果、
(1)については、「プレゼンの構成が良く出来ていた」との
評価を得ましたが、良いプレゼンの手本として他の書籍で取り
上げられていた、 'I will be able to convince you that…'
を使った所、これは学生が使用する表現としては強すぎる事や、
欧米の研究発表では、自分の研究内容の学問的な貢献度を強く
主張することが大切である事、等の指摘も受けました。また発
表時間の制約で説明しきれない参考資料(図表)は、Appendix
として発表スライドにつけておき、ディスカッションや質問の
際に適宜引用し説明すればよい、とのアドバイスも受けました。

今までは、フィールドワークで得られたデータに気を取られて
論の構成をしっかりと組み立てる事がおざなりになっていたの
ですが、このプログラムに参加したことで、「研究内容が論理
的な一貫性を有していること」という研究の基本姿勢に立ち返
る事を思い出すことができました。

(注)石井クンツ晶子著「社会科学系のための英語研究論文の
書き方」、ミネルヴァ書房、2010年

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このメールマガジンのバックナンバーは、こちらのページから
ご覧いただけます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_list.html

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■メルマガ写真館II ~フィールドで出会う~
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「おそろいの服でパチリ!」
................. 早坂麗子(アフリカ地域研究専攻)

断食月ラマダーンは年1回、それが明けると3日間お祭りが
おこなわれます。私が調査を行っていた2009年のラマダー
ンは8月22日から約1ヶ月間、・・・
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/2010_08.html
(写真とエッセイの続きは上記HPでご覧いただけます)

↓「メルマガ写真館」バックナンバー
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_phots.html

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■大学院教育改革支援プログラム:
研究と実務を架橋するフィールドスクール情報
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■院生発案共同研究

◆研究者と「開発」
─援助機関におけるインターンシップ経験から─ (2010)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2010joint_intern.html

◆インターンシップの経験
.........................共同研究ブログのリンクを掲載

私たちは、自分達が経験して感じたことを等身大で発信していく
ことを共同研究の目的のひとつとしています。その一環として、
共同研究のブログを開設しました。リアルタイムで発信する、
インターンシップ経験における生の声をお楽しみください。
http://ameblo.jp/intern-ktt/

◆第3世界における越境するメディアと社会変容に
関する比較研究(2010)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2010joint_media.html

◆南部アフリカにおける国家-地域の動態と資源利用の実態に
関する地域間比較研究(2010)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2010joint_south.html

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お知らせ
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■□■□アジア・アフリカ地域研究 メールマガジン■□■□
■□■□ご意見・ご感想 フォーム開始!□■□■□■□■□
........みなさまからのメールマガジンに対する
ご意見・ご感想をお待ちしております。
http://form.mag2.com/gianoubima
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□同窓生、在学生のみなさん!
京都大学ホームカミングデイを開催します。
日 時:2010年11月13日(土)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h8/d2/news4/
2010/101113_1.htm

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□アフリカ地域研究資料センター5回連続公開講座
「アフリカ研究最前線:解る・アフリカ」
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/
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京都大学の若手研究者が広く一般の人に
アフリカのいまをわかりやすく伝えます。
お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。

◆第5回「アフリカ研究最前線:解る・アフリカ」講座
「『識る(しる)』:アフリカの人たちが自分たちの知識
をどのように育み伝えていくかについて、最新の研究成果
をお伝えします。」

日 時:2010年9月25日(土)15:00~17:00
場 所:京都大学稲盛財団記念館中会議室

スピーカー:
重田眞義(京都大学アフリカ地域研究資料センター)
佐藤靖明(大阪産業大学)

受講料:4000円(5講座)
 ※1回ずつの受講も可(1講座1000円)

登録フォーム
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/form.html

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■京都大学 G-COE プログラム
:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点HP掲載情報
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■成果公開
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■ワーキングペーパー

◆G-COE Series 92(June 2010)--Kenichi Ninomiya
ダンスホール・ゴスペルの男性イメージとジャマイカの教会
コミュニティ
─男性イメージが集団に与える影響を考察するための概念整
理にむけて─
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
workingpaper92

◆G-COE Series 93(June 2010)--Takahiro Tomita
現代モンゴルの地方社会における牧畜経営 ─草原と定住地の
関係を中心に─
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
workingpaper93

◆G-COE Series 94(June 2010)--Sayuri Yoshida
被差別マイノリティによる「民族」の主張
─エチオピア南西部に暮らすマンジョの請願活動と政府決議─
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
workingpaper94

◆G-COE Series 95(June 2010)--Chie Miyawaki
Title:ミャオ族の麻文化
─人と人、人と死者のつながりの変化と持続から─
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
workingpaper95

◆G-COE Series 96(June 2010)--Yoshinori Kamiya
妖術を管理する -サハラ以南アフリカにおける妖術と国家-
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php
/workingpaper96

◆G-COE Series 97(June 2010)--Takao Shimizu
少年の移動と「ストリート・チルドレン」 ─ブルキナファソ 
ワガドゥグの事例から─
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
workingpaper97

◆G-COE Series 98(June 2010)--Wataru Kusaka
争われる投票モラリティ -フィリピン選挙における売買票と
ポピュリズム-
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
workingpaper98

◆G-COE Series 99(July 2010)--Toru Sagawa
大規模開発プロジェクトと周縁社会
-エチオピア西南部のダム/農場建設と地域住民の初期対応-
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
workingpaper99

ワーキングペーパー一覧>>
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
staticpages/index.php/wp_list
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
staticpages/index.php/working_papers

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■セミナー情報....9月のおもな地域研究関連の研究会情報
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[2010-09-08] 「実データ(史資料)にもとづく海域アジア
交流の時空間ネットワーク」[地域情報学研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100908

[2010-09-11] 「『水の循環と人間のかかわり』
~地球温暖化時代を生き抜くための知恵~」
[水文・水資源学会 市民との交流シンポジウム]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100810130839761

[2010-09-13][第31回研究会] (G-COEパラダイム研究会)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100913

[2010-09-17] [第8回 責任の文化的形成セミナー]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100917

[2010-09-20]「赤道域東南アジアから発信する生存基盤持続型
の社会」
[2010年東南アジアセミナー] (国際集会・国際シンポジウム)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100622104755850

[2010-09-24]「京都国際会議参加登録(第3回IAS国際会議
New Horizons in Islamic Area Studies: Continuity, 
Contestations and the Future)」
(国際集会・国際シンポジウム)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100803131647618

[2010-09-25]「人の多様性とビジネス」[人間の安全保障教育
研究コンソーシアム2010年度研究大会](関連する学会・研究会)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100925_02

[2010-09-25]「平成22年度公開講座「第5回:識る」
(『アフリカ研究最前線:
解る・アフリカ』[連続5回]アフリカ地域研究資料センター公開講座)」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100622134001931

[2010-09-27] Towards Re-Construction of 'Humanosphere' from 
Non-Western Perspective: A Challenge to Western International 
Relations Theory from Africa (イニシアティブ1 研究会)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100607110108239

[2010-09-27] [第5回研究会] (第2パラダイム研究会)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20100927


◆カレンダーからその他セミナー情報が閲覧できます。
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
calendar/index.php
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◆編集子より◆「大きくつかめ」「言葉をおぼえろ」「元気でかえっ
てこい」これはある先生が、はじめてフィールドワークへ旅立つ学生
に対して伝えたメッセージだそうです。フィールドワークへ向かう前
の研究計画書では、調査対象や方法をしぼり、グローバルな課題と関
連づけながらより具体的に調査内容を書くことがもとめられます。
ですが、いったんフィールドにはいると、計画書を書くときにはおも
いもしなかったことに出会います。最初のフィールドワークで重要な
ことのひとつは、フィールドでさまざまな出来事がおこるなかで、
フィールドに暮らす人びとの暮らしを大きくつかみ、フィールドで出
会った人びととコミュニケーションをとる過程で言葉を学び、さらに
コミュニケーションを深めていくということなのだろうと思います。
ASAFASでは、前期の講義が終了し、院生が自分のフィールドへ
向かって出発しはじめました。フィールドへ出かけたみなさんが、
フィールドで貴重な経験をつんで、元気な姿で帰国することを楽しみ
に待っています。(MK)
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◆このメールマガジンは、JSPS大学院教育改革支援プログラム「研究と実務
を架橋するフィールドスクール:社会に貢献するアジア・アフリカ地域専門
家の養成」実行委員会がASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援
室より発行しています。

◆ご意見・ご感想を以下フォームよりお気軽にお寄せください。
掲載希望の記事や研究会の案内なども受け付けています。
宛先:http://form.mag2.com/gianoubima

◆バックナンバーは、こちらのページから読むことができます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm.html
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います。新規登録・解約は下記ページにてお願いします。
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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)
ASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援室
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協力:
京都大学 G-COEプログラム:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
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