第3班は、第1期の「イスラーム経済」研究ユニットを拡大・発展させ、「イスラーム経済とイスラーム法」研究班としました。

 イスラーム地域研究では5拠点あり、いくつもの研究グループ・班がありますが、経済に特化した班は、京大拠点の「イスラーム経済」ユニットだけでした。このユニットでは、多種多様な経済の分野から、とりわけイスラーム世界の特質と関わり、また近年成長の著しい「イスラーム経済」を、イスラーム金融を中心として研究してきました。国際連携も強力に推し進め、イギリス、湾岸諸国、マレーシアなどと緊密なネットワークを形成することができました。

 第2期では、その成果をいっそう拡充し、さらに、イスラーム経済の他の分野をも対象として活動を広げていきます。
 また、イスラーム金融を研究する中で、ファトワー(法学裁定)の研究を推進してきました。イスラーム経済は、イスラーム法の理解なしには、その意義や深みを十分にとらえることができません。第2期では、この面をさらに充実させていきます。
 その場合に、イスラーム経済だけに特化するのではなく、イスラーム法の全体についても研究体制を構築するよう努めます。

 国際連携は、この班にとって、死活的に重要です。それは、国際的な研究連携が一般論として重要であるのみならず、イスラーム経済研究が国際的なレベルでも創成的な新分野として形成途上にあり、この分野を発展させるためには、国際的な協力を拡大すると共に、日本からも積極的に貢献していく必要があるからです。


  • イスラーム経済とイスラーム法研究班責任者
    • 小杉 泰(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)
  • イスラーム経済とイスラーム法研究班研究分担者
    • 森 伸生(拓殖大学海外事情研究所 教授、同大イスラーム研究所 所長)
    • 長岡 慎介(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科 准教授)
    • メフメット・アシュタイ(ダラム大学 上級講師)
  • イスラーム経済とイスラーム法研究班研究協力者
    • 川畑 亜瑠真(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
    • 川村 藍(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 /日本学術振興会特別研究員(DC))
    • 萩原 淳(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
    • 堀拔 功二(財団法人 日本エネルギー経済研究所中東研究センター 研究員)
    • メフブーブ・ウル・ハッサン(カラチ大学応用経済研究所 FOREIGN PROFESSOR)