「アジア・アフリカ地域研究情報マガジン」バックナンバー

メールマガジンバックナンバー 
■■■ April 2016 第154号 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
Integrated Area Studies INFOrmation Magazine(IAS-INFOM)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■【発行部数 1178】■■■■■

________今月号の目次_________________

□「ASAFAS入学式における研究科長のあいさつ」
□「ピンクのユニフォームは信頼の証」..........メルマガ写真館II
□お知らせ.......オープンキャンパス、大学院説明会@東京のご案内
□最近の出来事......新講座誕生、出版情報など
□講演会・セミナー情報
      ............「ねむり展」と関連シンポジウムのご案内
□編集子より
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■「ASAFAS入学式における研究科長のあいさつ」
アジア・アフリカ地域研究研究科 研究科長 太田至

2016年4月7日におこなわれたASAFASの入学式のときに、
わたしは新入生のみなさんに、これから研究に邁進するにあたって
以下の2点を心にとめてほしいと申しあげました。

第一には、自分が研究対象とする地域におこっている現象や、
そこに暮らしている人々を、いわば「まるごと」好きになることです。
ASAFASでは大学院生に、フィールドワークをとおして研究をすることを
推奨しています。そうした研究の現場では日本ではあまりできない経験を
することになります。
たとえば、現地の人と一緒に生活し、一緒に楽しみ、一緒に働き、
一緒になにかに怒り、一緒になにかを悲しむ―そうした経験をとおして、
自分のこころが相手にむかってひらかれてゆき、深い共感を覚えるようになる―
現地の人びととこうした関係をつくってゆくことは、
フィールドワークの心髄ともいえるものです。

研究対象が現地で生活する人びとではなく、自然や歴史などであっても、
これは同じことです。自分がほんとうに尊敬できる研究対象と出会い、
それに魅了されながら研究生活をおくることができれば、
これほど幸せなことはありません。そしてそのような対象にめぐり逢えるかどうかは、
じつは自分次第なのです。

わたしが入学式で申しあげた第二のことは、学問をすることと、
自分がいかに生きるかという課題が深いところでつながっている
―そのような研究生活を送ってほしいといことです。

研究対象となる地域や事象のことをどれだけよく知っていて、
立派な論文を書いたとしても、そのことが、
自分が日本で生きている姿勢につながっていないとき、
その学問は底の浅いものにしかならないと、わたしは思います。
たとえば、地球の温暖化と熱帯林の保全に関する研究している学生が、
日本ではエネルギーを使いたい放題のぜいたくな生活をしている
―つまり学問が自分の人生とかけ離れている―といった事態は、
残念ながらめずらしいものではありません。

自分が生きる姿勢と、アジアやアフリカでやっている学問が乖離していない
―そのような人生をおくりたいものだと、自戒の念をこめて、
新入生のみなさんに申しあげました。


■メルマガ写真館2~フィールドで出会う~

「ピンクのユニフォームは信頼の証」
大谷琢磨 (アフリカ地域研究専攻)
 ウガンダ共和国のブシア市はケニアとの国境に接する街で、
ボダボダと呼ばれる交通機関の発祥の地です。
ボダボダとは自転車タクシーと二輪バイクタクシーのことを指し、・・・
(続きはこちらをご覧ください:http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/mm/2016_04.html )

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■お知らせ
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□7月2日(土)大学院説明会@東京オフィスを開催します
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平成29年度入試に向けて東京で大学院説明会をおこないます。ふるって
ご参加ください。詳細は下記URLからご覧いただけます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/tokyo2016

日時:2016年7月2日(土) 14:00~16:00頃
会場:京都大学 東京オフィス  新丸の内ビルディング 10階
(東京都千代田区丸の内1-5-1)

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□7月16日(土)グローバル地域研究専攻オープンキャンパスを実施します
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平成29年度入試に向けて、グローバル地域研究専攻では
オープンキャンパスを開催いたします。詳細については、
グローバル地域研究専攻ホームページで近日中にご案内いたします。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/global/

日時:2016年7月16日(土)13時30分~18時頃
場所:京都大学 吉田本部キャンパス総合研究2号館4階 AA447号室

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□平成29年度 ASAFAS大学院入試日程
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第1回試験:平成28年9月17日(土)、18日(日)
(東南アジア地域研究専攻・アフリカ地域研究専攻・グローバル地域研究専攻)

第2回試験::平成29年2月8日(水)、9日(木)
(東南アジア地域研究専攻・アフリカ地域研究専攻のみ)

※募集要項等の詳細は下記の研究科ウェブサイトで公開しています。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/admissions/application

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□最近の出来事
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◆2016年4月1日より、グローバル地域研究専攻に
平和共生・生存基盤論講座が誕生しました。
詳しくはグローバル地域研究専攻のウェブサイトで公開しています。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/global/

◆京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)は
FacebookとTwitterを始めました。是非ご登録ください!

○Facebook
https://www.facebook.com/asian.african.area.studies/
○Twitter
https://twitter.com/asafasprcc

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■講演会・セミナー情報
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□「ねむり展─眠れるものの文化誌─」と関連シンポジウムのご案内
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人はいつ、どこで、どうやって眠ってきたのでしょうか?

◆京都大学総合博物館 平成28年度特別展
「ねむり展:眠れるものの文化誌」好評開催中!!

○期間:2016年4月6日(水)~6月26日(日)
○場所:京都大学総合博物館
○開館時間:9時30分~16時30分(入館は16時まで)
○休館日:月曜日・火曜日(平日・祝日にかかわらず)/創立記念日(6月18日)
○入館料:一般400円/高校生・大学生300円/小学生・中学生200円
*20名以上の場合は団体観覧料を適用
*障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1人、70歳以上の方、
本学学生および職員、京都府下の大学在籍の学生は無料(要証明)

◆世界睡眠会議ウェルカムシンポジウム
「睡眠の面白さに目覚めませんか?」

○日時:2016年4月24日(日)13:30~16:30
○場所:京都大学百周年記念ホール(百周年時計台記念館)
○入場:無料
○申込:世界睡眠会議ウェブサイト(suiminkaigi.jp)にて
○主催:京都大学アフリカ地域研究資料センター、世界睡眠会議
○共催:ねむり展実行委員会、NPO法人睡眠文化研究会
○後援:公益財団法人 京都大学教育研究振興財団『社会連携助成』
○概要:ようこそ「世界睡眠会議」へ! 春眠、暁を覚えず。春の京都で
眠りませんか? みうらじゅん氏の講演と、山田五郎氏をコーディネー
ターに迎えたシンポジウムを開催します。パネリストには睡眠文化研究会
理事の重田眞義教授ほか研究会メンバーが参加。あなたは本当に「睡眠」
の面白さを知っていますか?

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□Twitter・Facebook 情報
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京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)
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京都大学アフリカ地域研究資料センター
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http://twitter.com/Africa_Kyoto_U
http://twilog.org/Africa_Kyoto_U(ツイートをブログ形式で表示)

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□メールマガジンに対するご意見・ご感想お待ちしております。
http://form.mag2.com/gianoubima
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◆編集子より◆
アジア・アフリカ地域研究研究科の入学式(4月7日)では、1回生32人、
3年次編入学生7人、合計39人の新入生を迎え入れました。
翌日からは授業もはじまり、いま、キャンパス内は活気に満ちています。
このメールマガジンの発行に関わってきた臨地教育支援センターは、
この4月で次世代型アジア・アフリカ教育研究センターと新たに名称を変え、
大学院生に対するフィールドワーク支援の継続と留学生に対する支援、
国際化の先導をめざしています。組織は変わったとしても、
大事にするものは残していきたい。そんな思いを新たにしています。
講演やセミナー、出版情報などを盛り込みながら、調査中の出来事や
感情などをメールマガジンで発信していきたいと思っています。
引き続き、メールマガジンをよろしくお願いいたします。(OS)
_______________________________

◆このメールマガジンは、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究
研究科(ASAFAS)広報委員会、ASAFASキャリア・ディベロップメント
室、ASAFAS臨地教育・国際連携支援室より発行しています。

◆ご意見・ご感想を以下フォームよりお気軽にお寄せください。
掲載希望の記事や研究会の案内なども受け付けています。
宛先:http://form.mag2.com/gianoubima

◆バックナンバーは、こちらのページから読むことができます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/mm/
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います。新規登録・解約は下記ページにてお願いします。
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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)
広報委員会
ASAFASキャリア・ディベロップメント室
京都大学 アジア・アフリカ地域研究研究科
 次世代型アジア・アフリカ教育研究センター 臨地教育・国際連携支援室
協力:
京都大学 アフリカ地域研究資料センター
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/
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