ASAFAS 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
インターネット連続講座
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  第八回 「アジアの腸管感染症
東南アジア地域研究専攻 西渕光昭(東南アジア地域論)
 
 

Contents

1.インドネシア西スマトラ州パダンにて

2.マレーシアのセルダン

3.タイのハジャイにて

4.タイのソンクラ地区にて

5.タイのハジャイにて

6.インドのカルカッタにて

7.インドのカルカッタにて

8.バングラデシュにて

9.台湾基隆市の水産試験場にて

10.韓国釜山市にて

  

研究内容

 西渕は、アジアでのコンテンポラリーな疾病のうち、特に重要な腸管感染症を取り上げ、それらの原因菌のうち水環境に生息するコレラ菌、腸炎ビブリオ、および食品中に分布する下痢原性大腸菌に的を絞り、これらの菌の病原性、診断法、生態および疫学に関する情報を収集している。現地の臨床検査室や医療研究所などとタイアップして人間を中心とする情報を収集する一方で、フィールドでの調査と環境サンプリングの解析による環境情報も収集している。これらを総合的に解析することにより、環境要因そのものおよび人間と環境とのインターアクションが人の疾病に及ぼす影響を明らかにすることを目標にしている。
 現在のところネットワークに参加しているグループは、インドネシアのアンダラス大学医学部、マレーシアのマレーシアプトラ大学(UPM)食品科学・バイオテクノロジー学部、タイのプリンス・オブ・ソンクラ大学医学部および理学部、インドの国立コレラ・腸管感染病研究所および水産大学、パングラデシュの国際下痢症研究センター、台湾の国立台湾大学農芸化学および東呉大学微生物系、韓国の釜山医科大学微生物学教室である。

西渕光昭

E-mail:nishibuchi@asafas.kyoto-u.ac.jp

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