中江 優花

中江 優花

研究テーマ

       インド・ケーララ州の特別支援学校と障害者の包摂―「憩いの場」としての可能性

研究内容

    1. 障害者研究は、バリアフリーなど社会環境整備によって障害者の社会参加を促す「社会モデル」を提示した。この社会モデルに基づき、教育においては、環境を整備することで障害児も通常学校で学ぶ「インクルーシブ教育」をすすめた。しかし、このインクルーシブ教育の実践は非常に多様であり、いかにして環境を整備し障害者を包摂すべきか未だ検討が必要である。

      南アジアの中でも社会福祉先進地域として知られるインド・ケーララ州の特別支援学校では、年齢制限がなく、精神障害や身体障害といった障害の種類を区別されることはない。各々の可能な範囲で生活し、社会の規範に則った行為を強制されることはない。このような自由な空間は、単なる教育の場としてではなく、多様な人々の集まる「憩いの場」として成立している。

      本研究の目的は、既存の南アジアの障害者研究で十分に取り扱われてこなかった「特別支援学校」を事例に、教育の場面で障害者の包摂に関して新たな視点を提示することを目指す。

       

           

        とある都市部の特別支援学校-地元ミュージシャンと共に       とある村落部の特別支援学校-お昼休み

       

       ※写真左:気温40度のなか、朝から実に6時間あまり歌って踊り狂った一日。その終わりに撮影した集合写真。子どもたちの体力、根気、       全てに感服でした。

        写真右:広いグラウンド、広い校舎が特徴的な160人あまりが通う学校。昼食後は、多くの生徒がグラウンドに集まり、先生やシスターと      共に遊んでいます。

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