アジア・アフリカ地域研究情報マガジン:写真館バックナンバー
メールマガジンバックナンバー第68号
■■■■■ February 2009 第68号 <改革プロ・メルマガ第3号>■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
Integrated Area Studies INFOrmation Magazine(IAS-INFOM)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/index.html
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___________今月号の目次_________________
□「フィールドワーク、フィールドステーション、
そしてフィールドスクール」...............フィールド便り
□「エチオピアの子牛」.....................メルマガ写真館II
□お知らせ.................ASAFAS創立10周年記念行事
□GCOE情報.........................ワーキングペーパなど
□セミナー情報
□編集子より
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■フィールド便り 第3便
~みる・きく・ふれる:アジアとアフリカのフィールドから~
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「フィールドワーク、フィールドステーション、
そしてフィールドスクール」....................重田 眞義
2週間にわたったASAFAS改革プログラム主催のエチオピア・フィー
ルドスクール(FSC)は、その日程を昨日ですべて終えた。総勢24
人の参加者は、アジスアベバ大学(共催)で開催した8コマの集中座
学を終え、アダマからアワサ、アルバミンチ、そしてエチオピア
フィールドステーションがあるジンカまで、エチオピア南部を巡る
9泊の臨地演習・講義に出かけた。最初から最後までずっと元気だっ
たひとも、途中でお腹をこわした人も、熱射病にやられた人も最後
には皆元気で報告会に集うことが出来た。まずは皆の無事とFSCの
成功を祝いたい。
その昔、フィールドワーク(FW)は職人芸だった。誰もが海外の
フィールドにでかけて研究ができたわけはなく、強い意志と周到な
準備、それに強靱な肉体と柔軟な思考のすべてが求められた。
だが、いまは違う。いつでも誰でも世界のどこへでも簡単にでかけ
ることができる。それで、FWもできてしまう、と思ってはいないだ
ろうか?期待に反して今回エチオピアで企画したFSCは、地域研究
をはじめたばかりの学生諸氏にとって、少し苦い経験になったかも
しれない。
21世紀COEプログラムを契機に地域研究の現地拠点としてアジア・
アフリカの各地に設置されたフィールドステーション(FS)は、多く
の若手地域研究者にとってFW実施のよりどころとして機能し、大き
な成果をあげてきた。今後ともその価値は高まりこそすれ減じるこ
とは決してないだろう。しかし、FSが提供したのは立ち寄り場所と
しての便宜だけでなく、むしろその地域で研究を積み重ねてきた先
人の経験を共有し、地域社会の人びとに出会う場として機能してき
たのではないだろうか。
そして今回のフィールドスクール(FSC)は、私たちFWを旨とする地域
研究学徒にとって何をもたらしてくれるのだろうか?現地拠点FSの
新たな可能性をひらく事業として今後とも継続し、それぞれのFSCの
経験を共有することが大切であろう。
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ご覧いただけます。
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■メルマガ写真館II ~フィールドで出会う~
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「エチオピアの子牛」
.................木下博子(東南アジア地域研究専攻)
エチオピアは牛が多い。「道をあるけば牛にあたる」そう言って
も過言ではないだろう・・・・
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(写真とエッセイの続きは上記HPでご覧いただけます)
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[お知らせ]
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◆ASAFAS創立10周年記念シンポジウム
「地域研究の次世代と語る」
日 時:2009年3月7日(土)13:00~18:00
場 所:京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
稲盛財団記念館3階大会議室(京都市左京区吉田下阿達町46)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/news/news.html
◆ASAFAS創立10周年記念行事
大学院教育改革支援プログラム主催 ランチョンセッション
「実務と研究を架橋する実践的地域研究者への道:
ASAFASで学んだことを生かす」
日 時:2009年3月8日(日)11:00~12:50
場 所:稲盛財団記念館3階中会議室
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/index.html
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◆京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
グローバル地域研究専攻 [2009年4月開設予定]
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/global/welcome.html
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■京都大学 G-COE プログラム
:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点HP掲載情報
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◆GCOE若手研究者養成「アジア・アフリカ人材育成」
アジア・アフリカ諸国の大学院生・ポスドク研究員に対する
教育・研究支援プログラムについて紹介します。
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/staticpages
/index.php/wakateikusei_ja
◆連携国際集会
国際集会情報や、活動報告・写真が掲載されています。
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
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