臨地教育研究による実践的地域研究者の養成

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科

実践的地域研究
魅力ある大学院教育イニシアティブ・臨地教育研究による実践的地域研究者の養成
平成18年度〜19年度・フィールドワーク・インターンシップ実施報告書集

■書名 
実践的地域研究
魅力ある大学院教育イニシアティブ・臨地教育研究による
実践的地域研究者の養成
平成18年度〜19年度・
フィールドワーク・インターンシップ実施報告書集

■編者
重田眞義・中村香子・加藤眞理子
■発行元
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
フィールドワーク・インターンシップ支援室
■出版年
2008年
ISBN 978-4-87974-615-3 C3037

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[概要]

  平成18年より2年度にわたり、文部科学省・日本学術振興会の支援をうけて実施した教育プログラム「魅力ある大学院教育イニシアティブ―臨地教育研究による実践的地域研究者の養成―」の報告書集。

  この教育プログラムは、国際協力や開発援助の分野で活躍する「実践的地域研究者」の養成を目標とし、国際社会の現場における具体的な実践を意識した「問題発見型フィールドワーク」を設け、アジア・アフリカ地域の人びとが直面する切実かつ緊急な取り組みを要する課題(たとえば、食料増産、貧困対策、保健衛生、難民、文化保全、自然保護、都市化、ジェンダーなど)を、地域の固有性と文脈にそって深く理解し、明らかにすることを目指した。博士課程の後半では、こうした問題に対する研究と実践活動を行っている国際援助協力機関・NGO・国際研究所などでインターンシップをおこない、実践的経験を積む機会を用意した。こうして得られた研究成果を、国際学会や海外の現場で開催される研究集会で発表・還元する支援も行った。
  本報告書集は、このプログラムをとおしてアジア・アフリカ地域に派遣された学生諸氏の派遣報告をすべて収録している。同時代に生きるものとしてアジア・アフリカ地域の人びとと共有した共時的な経験を基礎に、彼らが、さまざまな地域における多様な問題に直面し、その発見や解決に取り組む過程と成果の一部が、現場の臨場感をもった報告として記されている。(「はじめに」より)

作成日: 2008年8月20日 | 作成者: 事務局