今年5月に京都で気候変動に関する政府間パネル（IPCC）の総会が開催されることに合わせまして、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、東南アジア地域研究研究所、アフリカ地域研究資料センターでは「地域研究と持続可能な開発目標（SDGs）Area Studies and Sustainable Development Goals (SDGs)」というシンポジウムを開催します。

現在SDGsは世界共通の重要課題となっていますが、単に先進国の政策や技術だけでは、地域によって異なる人々の生活や考え方を変えて、これらの目標を達成することには問題も予測されています。アジア・アフリカでフィールドワークを行ってきた、京都大学の伝統ある地域研究では、このように技術論・政策論だけでは解決できない、地域の視点からSDGsに関わる諸問題を見てきました。このシンポジウムでは、SDGs達成に直接的に資するような地域研究から、SDGsの在り方を問い直すような地域研究まで、自然科学、人文・社会科学といった学問の枠を超えて、幅広い研究の成果を発表する場となります。

【日時】2019年5月8日（水）13:30-18:00（開場13:00）（終了時間は変更の可能性あり）
【場所】京都大学稲盛財団記念館3階大会議室