ASAFAS 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
インターネット連続講座
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  第九回 「東南アジアの内水面漁業と水域生態資源
東南アジア地域研究専攻 岩田明久(生態環境論講座)
 
 

Contents

1.投網を投げるターイ族の女性

2.村で食用にされる魚

3.蚊帳で魚を獲るヌン族の人々

4.蚊帳で獲れた魚

5.魚を採集するラオ族の少年

6.刺し網で採集された魚

7.岩塩の村での漁風景

8.四つ手網で獲れた魚

9.棚田で魚を獲る哈尼族の人

10.棚田で魚を獲る時の道具

11.棚田にいる魚、モツゴ

12.ドン・ホイの朝市にて

  

水域生態資源と人間

 世界一の漁業大国だった日本も、国内の大量消費を補うために今や夥しい量の水産物を輸入しなければならない状態となってしまった。そして、それらの品目は生産地域で程度の大小はあるにしろ、環境や資源問題、さらに人間社会の変容を引き起こしている。
 水域生態資源と人間の望ましいかかわり方はもう取り戻せないのだろうか。そして、まだあるとすればどのようなものなのだろう。在来的漁業を行う人々の知恵の中にその答えのいくつかをみいだせないものだろうか。
 ここでは上記のような視点から行っている東南アジアの内水面漁業と水域生態資源に関わる基礎的研究の一端を紹介する。

岩田明久

E-mail:iwata@asafas.kyoto-u.ac.jp

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