「アジア・アフリカ地域研究情報マガジン」バックナンバー

メールマガジンバックナンバー 
 
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン第188号
 
■■■ February 2019 第188号 ■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン 
ASAFAS E-zine
Integrated Area Studies INFOrmation Magazine
(IAS-INFOM)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/
■■■■■■■■■■■■【発行部数 1225】

____今月号の目次 Contents______

□フィールド便り....................... 手土産
□メルマガ写真館.......フルーツ大国インドネシア
□お知らせ.......... オープンキャンパス2019
□講演会・セミナー情報... 「京大アジア・アフリカ塾」
□最近の出来事......... Facebook・Twitter情報
□編集子より
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■ フィールド便り Letter from the Field
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「手土産」
磯田真紀(東南アジア地域研究専攻)

フィールドで現地の方にお渡しする手土産、何に
しようか困りませんか?

ミャンマーは日本と同様、お土産文化。訪問時の
手土産は欠かせません。でも、私は迷う必要はあ
りません。なぜなら、私が訪問するのはシャン州
の茶農家さんの村。日本のお茶と茶うけ菓子を持
っていけばいいのです。

ミャンマーの方は、日本人と同様に日常的にお茶
を飲みます。毎食時に加え、休憩時や、訪問客の
もてなしもお茶です。喫茶店や飲食店では、コー
ヒーや紅茶は有料ですが、お茶は飲み放題です。
ちなみにミャンマーでいう「ユニジャン(お茶)
」(シャン州ではアカイエ)は、茶葉を摘採後、
熱を加えて発酵(酸化)を止めるので、日本で飲
まれている緑茶と同じ不発酵茶です。日本では茶
葉を蒸して発酵を止め、機械で乾燥させる方法が
主流ですが、ミャンマーでは釜で炒って日干しに
する「釜炒り日干し茶」が一般に飲まれています。
見た目は焙じ茶のような薄い茶色をしています。

ミャンマーの茶農家さんは、日本のお茶をお渡し
すると、香りや葉の形状を確認しながら、製法な
どについていろいろ質問されます。日本の茶畑の
写真を見せると、「ラペッピン(茶の木)!」と
食い入るように写真を見られます。茶農家さんの
多くは、日本製の自動車を知っていても、日本で
もお茶を生産していることを知らない方が多いの
で、お茶を通じて話がはずみます。

でも、今回、ちょっと残念そうな顔をされる機会
が何度かありました。それは、私が手土産に持っ
て行ったお茶の一部は、夏摘みや秋摘みのお茶だ
ったのです。ミャンマーの方は、新茶の時期はこ
ぞってシュエピー(新茶)を買い求められます。
茶農家さんにとっても、新茶は一番値が良く、と
っても大事なのです。「え、シュエピー(新茶)
じゃないの」という残念そうな顔をみて、「いま
は冬だから、夏や秋摘みのものしか手に入らなく
て」という言い訳をしながら、次の訪問時のため
に、今年は新茶(真空パック詰め)を買いだめし
ておこうと思いました。
 
(お茶の時間の写真は次のFacebookでご覧ください)
https://www.facebook.com/asian.african.area.studies/

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■ メルマガ写真館〜フィールドで出会う〜  
Photo Gallery
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「フルーツ大国インドネシア」
亀岡大真(東南アジア地域研究専攻)

「これでも飲みな」と笑顔で差し出されたココナッ
ツは、顔の大きさに匹敵する巨大さ。中には天然の
ココナッツジュースがたっぷり入って・・・

(続きと写真は次のURLをご覧ください)
https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/mm/2019_02.html

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■ お知らせ Announcements
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□ 専攻別 オープンキャンパスの開催
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*詳細情報と申込方法は下記の研究科ウェブサイトで公開しています。
 
◆ アフリカ地域研究専攻 オープンキャンパス2019
日時:2019年3月30日(土)14:00-16:30(受付開始13:30)
場所:京都大学稲盛財団記念館3階セミナー室(318)
https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/senkooc2019/oc-africa2019mar

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■ 講演会・セミナー情報 Lectures, Seminars
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□ ビジネスにも役立つ
「京大アジア・アフリカ塾」春期講座
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アジア・アフリカ諸国における商習慣、政治経済
情勢、人々の独自の考え方については、それを形
成づけてきた文化や歴史が存在します。また、そ
の商習慣、政治経済情勢、人々の独自の考え方も、
グローバル化していく社会の影響を受けて徐々に
変わりつつあります。そのような歴史の変遷と現
地で起こっている変化について、京大アジア・ア
フリカ地域研究研究科等が長年培ってきたフィー
ルドワークの知見をもとに、紹介していきます。
一般のセミナーやビジネス本などの「How to」に
とどまらず、アジア・アフリカ諸国の商習慣や政
治経済情勢、人々の独自の考え方を包括的に理解
するための「知(Why)」を披露します。
 
●日時:1日目:2019年3月13日(水)13:30〜16:30
    2日目:2019年3月14日(木)13:30〜16:30
●場所:京都アカデミアフォーラム in 丸の内(新丸の内ビル10階)
●受講料:両日参加:18,000円(学生:14,000円)
     各日のみ参加:10,000円(学生:8,000円)※全て税込
●定員:60名程度(先着順)
●詳細・申し込み
http://c1c.jp/5070/AtNRy3/0

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□ 京都大学アフリカ地域研究資料センター
公開シンポジウム「アフリカで身を起こす」
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アフリカがビジネスチャンスの場として注目され
はじめて数年がたちます。日本人のなかにも、ア
フリカに身をおいて、会社を起こしている人たち
がいます。このシンポジウムでは、アフリカで起
業した方を講演者にお招きし、ご自身がアフリカ
で身を起こした経験を、地域の人びととの関わり
を介して語っていただきます。

●日時: 2019年4月20日(土)14:00-16:30
●場所:京都大学時計台百周年記念ホール
●定員:500名
●プログラム(予定)
14:00-14:15  趣旨説明
14:15-14:45  基調講演 
合田真(日本植物燃料株式会社・代表取締役社長)
14:50-15:50  パネルディスカッション
田中利和(東北大学東北アジア研究センター・学術研究員、Ethio-Tabi)
宮下芙美子(COTS COTS LTD.)
長谷川竜生(Matoborwa Co. Ltd.・Managing Director)
15:50-16:00    休憩
16:00-16:30    総合討論

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■ 最近の出来事 Recent Topics
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□ Facebook・Twitter情報
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http://twilog.org/Africa_Kyoto_U

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■ 編集子より From the Editor
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アンケートによると、オープンキャンパス参加者
の多くは、ホームページから本研究科の情報を得
ています。しかし現行のホームページは、スマー
トフォンの細長い画面では見づらいのが欠点です。
そこで、スマートフォンに対応すると同時に、20
周年を迎えた本研究科の新たな挑戦の気持ちを表
すため、ホームページのフォーマットを改訂する
ことになりました。新しいホームページは、早け
れば3月末に公開されます。どうぞ楽しみにお待
ちください。(YK)

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□ メールマガジンに対するご意見・ご感想お待ちしております。
http://form.mag2.com/gianoubima
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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)広報委員会
ASAFASキャリア・ディベロップメント室
ASAFAS 次世代型アジア・アフリカ教育研究センター 臨地教育・国際連携支援室
協力:
京都大学 アフリカ地域研究資料センター
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