「アジア・アフリカ地域研究情報マガジン」バックナンバー

メールマガジンバックナンバー 
■■■ May 2011 第95号 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
Integrated Area Studies INFOrmation Magazine(IAS-INFOM)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■【発行部数 1079】■■■

___________今月号の目次_________________

□「杭上家屋のトコジラミ(南京虫)」................フィールド便り
□「船酔い」......................................メルマガ写真館II
□ASAFASからのお知らせ........................入試情報など
□GCOE情報..................................大学院派遣報告など
□セミナー情報
□編集子より
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■フィールド便り
~みる・きく・ふれる:アジアとアフリカのフィールドから~
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「杭上家屋のトコジラミ(南京虫)」
                 ..........古川文美子(東南アジア地域研究専攻)

2011年3月、「Aruはいいよ。まだ手つかずの天然マングローブ
もあるよ。」、ある先生の一言から意気揚々とインドネシア東部に
位置するAru諸島に調査にやってきた。現地では運よく、真珠養殖や
ゴシキエビPanulirus versicolor漁の拠点となる海上の杭上家屋に
寝泊まりをさせてもらえることになった。初めての土地ではあったが、
その順調な滑り出しにホッとして、ぐっすりと寝入ってしまった。
が、翌朝、尋常ではない足のかゆみで目が覚めた。足や背中が赤く腫
れあがり、表面がボコボコになっていた。掻けば掻くほど痒みは増し、
あっという間に体中は傷と瘡蓋だらけになってしまった。こんな陸地
から離れた海の上で、まさかとは思ったがトコジラミ(南京虫)にや
られたようだ。そして、痒みと熱でなかなか寝付けない日々が続き、
イライラと帰る日を指折り数えるようになっていた。ついにある日、
あまりの痒さに、杭上家屋から海に飛び込んでしまった。

ところが、水中に目が慣れた瞬間、思わず息をのんだ。家屋の下では
珊瑚礁には多くの熱帯魚、ドロップオフには大型の魚が泳ぎまわって
いる。私は何時間も夢中で泳いだ。そして、水中にいる間は、痒みも
嘘のようにひいてしまっていた。平静に戻った私は、ただただイライ
ラしていた自分が恥ずかしくなった。

海からあがると、痒みはやはり戻ってきた。しかし、気持ちが前向き
になると、戦う気力も湧いてくる。やられたらやり返そう。懐中電灯
の明かりをたよりにトコジラミを見つけては、ブチッブチッと爪で潰
していった。しだいに快感さえ覚えてくる。しかし、不思議な事にト
コジラミのその強靭な生命力に尊敬の念さえ湧きはじめるのだ。

気持ちの持ちよう一つでモノの見方も変わってくる。フィールドでの
気持ちの在りようの大切さを痛感した、そんな出来事だった。

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このメールマガジンのバックナンバーは、こちらのページから
ご覧いただけます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/mm/

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■メルマガ写真館II ~フィールドで出会う~
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「船酔い」
 ..................... 日向伸介(東南アジア地域研究専攻)

マニラやジャカルタと並び、タイの首都バンコクは朝夕の大渋滞
が悪名高い都市です。もちろんモノレールや地下鉄もあるのですが、
まだ限られた地域しか敷設されていないというのが現状です・・・
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/mm/2011_05.html

(写真とエッセイの続きは上記HPでご覧いただけます)

↓「メルマガ写真館」バックナンバー
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/mm/phots_list.html

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ASAFASからのお知らせ
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□大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 入試情報

例年、実施されている入試月が9月から7月に変更となります
ので、ご注意ください。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/exam/guidelines.html

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□アフリカ地域研究資料センター5回連続公開講座
「アフリカ研究最前線:生きる」
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/
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現代アフリカの人びとが生きてきたさまざまな環境とその変貌
について長年にわたってアフリカに通い続けてきたフィールド
ワーカーがお話します。

◆第3回「焼畑に生きる」

総人口の6割が農村に住むというアフリカ大陸。焼畑を営みな
がら現金にほとんどたよらずに暮らす農村の人びとの生活を紹
介します。現代アフリカの農村に生きる人びとの生活原理と、
彼らが直面する課題について考えます。

詳細>>
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/20110618.html

日 時:2011年6月18日(土)15:00~17:00
場 所:京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室

スピーカー:
大山修一(京都大学アフリカ地域研究資料センター 准教授)

受講料:4000円(5講座)
 ※1回ずつの受講も可(1講座1000円)

登録フォーム
http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/form.html

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□Twitter 情報
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京都大学アフリカ地域研究資料センター
・・・京都発のアフリカ研究関連情報を発信していきます。
http://twitter.com/Africa_Kyoto_U

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□メールマガジンに対するご意見・ご感想お待ちしております。

http://form.mag2.com/gianoubima

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■京都大学 G-COE プログラム
:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点HP掲載情報
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■大学院教育
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□GCOE大学院派遣報告(2010年度)

◆「アフリカ社会で必要とされる痛みのケアと緩和医療の現状
-ハンセン病回復者定着村の事例から-」
....姜明江(ASAFAS アフリカ地域研究専攻)

ザンビア都市部に位置するホスピスと東部州の農村において
2010年12月から2か月間にわたりフィールドワークを
おこなった。ホスピスではスタッフとして関わりながら・・・
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/2010_fs_kyo_j



>>大学院派遣者報告リスト(2010年度)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/2010list


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■5月開催の研究会※研究会活動の記録掲載をすすめています。
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■パラダイム研究会
[2011-05-16]「最終成果出版に向けて:第6巻の構想」
[第38回パラダイム研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20110516_para


◇シンポジウム/研究活動の記録 一覧
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
staticpages/index.php/gcoe_report_list#IC30


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■セミナー情報....6月のおもな地域研究関連の研究会情報
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[2011-06-17][第51回「東南アジアの社会と文化研究会」]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20110617


[2011-06-21] 南部アフリカFS(ザンビア・ナミビア)::
「第33回レジリアンスセミナー」[南部アフリカ地域研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20110624


◇カレンダーからその他セミナー情報が閲覧できます。
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
calendar/index.php

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◆編集子より◆

フィールドワークにおいては、日本とは違う自然環境や風景、そして人
との関わりの中に身を置くことが、大きな楽しみなのですが、しかし時
には苦労したり、辛い目にあったりもします。今号で「フィールド便り」
と「メルマガ写真館」に執筆してくれた東南アジア地域研究専攻の大学
院生は、偶然ながらお二人とも、ちょっとした苦労を取上げつつ、それ
でもフィールドでの体験を前向きに捉えていました。苦労することで新
しい発見がありますし、そうして集めたデータは、それを是非とも活用
しようというモチベーションにもなります。私もまだまだ苦労をいとわ
ず、頑張っていこうと思いました。(TF)
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◆このメールマガジンは、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究
研究科(ASAFAS)広報委員会、ASAFASフィールドワーク・インターン
シップ支援室より発行しています。

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掲載希望の記事や研究会の案内なども受け付けています。
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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)
広報委員会
ASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援室
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協力:
京都大学 G-COEプログラム:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
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