ASAFAS 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
インターネット連続講座
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  第十二回 「東南アジアの森と人のかかわり」
東南アジア地域研究専攻 竹田晋也(生態環境論講座)     takeda@asafas.kyoto-u.ac.jp
 
 

スマトラのダマール園

 Shorea javanicaの苗木は、果樹などとともに焼畑地に植え付けられる。1年目は、陸稲とともにパパイヤ・バナナを植え付け、2年目にはコーヒーを植え、3年目にはShorea javanicaとドリアンなどの果樹をコーヒーの間に植え込む。8年目から果樹の収穫が始まり、20〜25年目に樹脂の最初の収穫が行われる。このようにして焼畑地が見事なまでのフタバガキ混交林となっていくのである。この事例は「アグロフォレストリー」の代表例とされる。

参照 http://www.cgiar.org/icraf/ag_facts/ag_facts.htm

Contents


the last frontier forests

意外に豊かな緑

スマトラのダマール園

チャオプラヤー河に浮かぶチーク

森林開発

農地開発

農地造林

不安定なユーカリ生産

ヤーン樹

フタバガキ油

1本の木を持続的に利用する

安息香生産の林

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