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2000年度目次(東南アジア地域研究専攻)

  第十四回 「臨地研究の魅力」
 
 

Contents

1.フィールドワークの素晴らしさ

2.研究としてのフィールドワーク

3.フィールドワークと専門知識

4.それは違うと思った

5.私はこう考えた

6.仮説を検証するためにデータを取る

  

5.私はこう考えた

私は、ミュネレが帰化したことが、休閑期間の短縮を可能にしていると考えた。しかもそれには、休閑地への水牛の放牧が重要な役割を占めている。東南アジア大陸部山地では、地力回復ではなく雑草根絶が休閑に必要な年数を決定することが既に解っている。中でもチガヤ(写真)は、最も強害な雑草である。現在ではミュネレと水牛の組み合わせで、チガヤをすばやく排除できるため、かつてのような長い休閑期間は必要なくなったのだ。それはなぜか。

若いゴム園にはびこるチガヤ