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アジア・アフリカ地域研究情報マガジン 第215号

■■■ May 2021 第215号 ■■■■■■■■■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
ASAFAS INFOrmation Magazine
https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/
■■■■■■■■■■■■【発行部数 942】■■■■■

__今月号の目次 Contents__________________

□ フィールド便り............. 日本のカフェ
□ メルマガ写真館............. 日本家屋とトウガラシ
□ お知らせ................... オープンキャンパス、入試日程
□ お知らせ................... フィールドを体験できるVR教材の公開
□ 講演会・セミナー情報................... アフリカ地域研究会
□ 最近の出来事............... Facebook・Twitter情報
□ 編集子より
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■ フィールド便り Letter from the Field
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「日本のカフェ」
Khong Yan Hong(東南アジア地域研究専攻)

 マレーシアのKopitiam(訳:コーヒー店)はとりわけ高齢者がつどう場所として知られています。高齢者の生活におけるKopitiamの役割を明らかにするのが私の研究の目的ですが、突然の新型コロナウイルスの到来により、現地でのフィールドワークの見通しがたたなくなりました。歯がゆく感じましたが、研究対象を変えて、日本のカフェ・喫茶店に目を向けてみることにしました。資料や文献を読んでみると、日本における多種多様なカフェの存在や、社会の変遷の中のカフェが果たしてきた役割に驚き、興味深いと感じました。そこで、京都と名古屋のカフェに足を運びました。

 名古屋駅の西側に57年間続いているカフェがあります。昔その周りが遊郭街だった時には、このカフェは夜のお客様に一杯黒い覚醒剤(コーヒー)を提供していました。現在では住宅地に変貌した街で朝の5時から常連を迎えて、トースト、ゆで卵そしてブレンドコーヒーからなるモーニングセットを出しています。このカフェは、変遷する街のなかで地域住民を見守り続いています。

 京田辺市にあるコミュニティーカフェは、海老芋コロッケが名物です。このカフェは、農業と福祉を掛け合わせて、障害者の雇用を創出しつつ、高齢者のボランティアを募集しています。そこでは、地域住民のために栄養バランスが高く1コインで楽しめる昼ご飯が出てきます。また、東寺の西側から約10分のところには、飲食サービスだけでなく様々な教室やイベントを通じて高齢者のたまり場を創っているコミュニティーカフェがあります。そこでの収益は子ども食堂の運営費に回されています

 さらに、民間のカフェと協力して、注文を間違えるというコンセプトで認知症を持つ高齢者に働く機会を与え、認知症に対する理解を広める団体もありました。

 フィールドワークを通して、多様な形態のカフェを知ることができ、カフェに対する認識が一新しました。人々が集うカフェには人々の思いがこもっており、無限の可能性と役割を持っていると感じました。何より、カフェには無数の出会いがあり、私もフィールドワークのなかで自分にとって日本でのお爺さんと思える人と知り合うことができました。

(上記フィールド便りに関する写真は次のFacebookでご覧ください。)
https://www.facebook.com/asian.african.area.studies/posts/4107500962629558

写真1:新型コロナウイルスの中、ロボットを介して認知症を持つ高齢者に注文を取ってもらいました
写真2:コミュニティーカフェで手作りしている一番茶大福

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■ メルマガ写真館 Photo Gallery
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「日本家屋とトウガラシ」
秋葉瑠美花(東南アジア地域研究専攻)
「ラオスにおけるモチ性穀物の嗜好要因の解明」というテーマのフィールドワーク調査を、日本で行えるとは夢にも思いませんでした。茨城県坂東市のとある農園内、大きな日本家屋から出てきたのはラオスやタイ出身の方々。畑仕事を一休み、皆モチ米片手にラオス料理を頬張ります。畑で採れた新鮮なタイ・ラオス野菜を使い、ラオス出身の農園オーナーが振舞うラオス料理はまさに「お母さんの味」。美味しさの秘訣は食材の「新鮮さ」にあるといいます。中でもトウガラシには強いこだわりがあるのだそう。「新鮮なトウガラシの辛さと香りはモチ米に欠かせない」、そう言ってお母さんはまた、トウガラシの生い茂る午後の畑へと繰り出していきました。

写真1:日本の農地で生い茂るキダチトウガラシ

(上記の写真館については次のFacebookでもご覧いただけます。)
https://www.facebook.com/asian.african.area.studies/posts/4107492262630428

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■ お知らせ Announcements
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□ 専攻別 2021年度 オープンキャンパスの開催
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◆ 東南アジア地域研究専攻 オープンキャンパス2021
日時:2021年6月5日(土)13:00-17:00
参加申込URL:https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/oc/asia20210605/

◆ グローバル地域研究専攻 第2回オープンキャンパス2021
日時:2021年6月26日(土)13:30 - 17:00
参加申込URL:https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/oc/global20210626/

*オンライン会議システムZoomでの開催となります。    
*詳細情報と申込方法は上記の研究科ウェブサイトで公開しています。

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□ 2022年度 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 入試日程
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京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
アフリカ地域研究専攻およびグローバル地域研究専攻では、2021年度
で学部を卒業する予定の京都大学学部生を対象に学内特別選抜試験を
実施します。
本制度の第1次試験合格者は、9月に実施する大学院入学第1回試験の
筆答試験が免除されます。

◆ 学内特別選抜試験:第1次試験
出願期間:2021年5月19日(水)
         ~6月2日(水)17時(厳守、郵送の場合は必着)
試験日程:2021年6月9日(水)
         ~6月23日(水)までのあいだを予定
(志望する専攻より、出願者に対して個別に面接の日時等について
連絡します。)

*募集要項等の詳細は以下の研究科ウェブサイトで公開しています。
 https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/admissions/gakunai/  

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□ フィールドを体験できるVR教材の公開:宇治田原の茶、有明海の漁
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東南アジア地域研究専攻は、地域の方々のご協力を得て、ヴァーチャルリアリティ(VR)やドローンを使って、フィールドを体験できる教材2作品を開発し、YouTubeでも公開をはじめました。VRゴーグルがあれば、まさに自分がフィールドの中にいるかのような体験をすることができます。ゴーグルが無くても、パソコンやスマホの画面を動かせば、全方位の映像を観ることができます。京都大学ASEAN拠点によるKyoto-ASEAN Virtual Fields事業の一環として制作されました。コロナ禍でなかなかフィールドに行くことができませんが、このVRを使ってフィールドを体験してみてください。(※作品は京都大学の教育研究目的に作られましたが、一般の方もご視聴することができます)。

宇治田原茶物語 360° History of Tea Production in Ujitawara, Kyoto
https://youtu.be/hnDnZSTpB4Y

VRで観る冬の有明海 360° Nature and Life in the Ariake Sea - The Largest Tidal Wetland in Japan (Winter)
https://youtu.be/L9BAovUzk3Q
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■ 講演会・セミナー情報 Lectures, Seminars
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□ 第253回 アフリカ地域研究会
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日時:2021年6月17日(木)15:00-17:00
演者:眞城 百華(上智大学総合グローバル学部・准教授)
演題:エチオピアにおける国家と民族関係再考
主催:京都大学アフリカ地域研究資料センター
   日本アフリカ学会関西支部
https://www.africa.kyoto-u.ac.jp/archives/9572

*お申込み
本研究会は、オンライン会議Zoomによる開催を予定しています。
以下の専用フォームに必要事項を記入のうえ、お申し込みください。
https://forms.gle/mN3HkYXjKWzcKBjh8


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■ 講演会・セミナー情報 Lectures, Seminars
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□ 第253回 アフリカ地域研究会
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日時:2021年6月17日(木)15:00-17:00
演者:眞城 百華(上智大学総合グローバル学部・准教授)
演題:エチオピアにおける国家と民族関係再考
主催:京都大学アフリカ地域研究資料センター
   日本アフリカ学会関西支部
https://www.africa.kyoto-u.ac.jp/archives/9572

*お申込み
本研究会は、オンライン会議Zoomによる開催を予定しています。
以下の専用フォームに必要事項を記入のうえ、お申し込みください。
https://forms.gle/mN3HkYXjKWzcKBjh8
締め切りは、開催日前日の2021年6月16日17時です。申込者にZoomの招待URLをお伝えします。



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■ 最近の出来事 Recent Topics
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□ Facebook・Twitter情報
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■ 編集子より From the Editor
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新学期が始まって一月余りが過ぎましたが、今年は早くも梅雨入りのようです。活動制限に加えて連日の雨のせいで、部屋にこもっている時間が長くなってしまうのではないでしょうか。ますます気が滅入るかもしれませんが、ここは前向きに考えるようにしたいです。今まで読もうと思いながら後回しにしていた本や論文を読んだり、これまでの研究の成果を文章にまとめたりするためのまとまった時間があるわけです。ときには部屋の中で作業をすることも、研究活動にとっては欠かせないことです。新型コロナウイルスの流行にもいずれ終わりがきます。そのときに備えて今の時間を有効に使いたいと思います。(M・Y)


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□ メールマガジンに対するご意見・ご感想お待ちしております。
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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)広報委員会
ASAFASキャリア・ディベロップメント室
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協力:
京都大学 アフリカ地域研究資料センター
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