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2000年度目次(東南アジア地域研究専攻)

  第二十回 「環境保全と環境破壊−寡欲と強欲の系譜」
 
 

Contents

1 環境破壊と植民地支配

土地との付合い方
2 雲貴高原の棚田

3 収穫季の棚田

4 新世界の大農場

5 ブラジル東北部のサトウキビ地帯

6 カナダの小麦地帯

林との付合い方
7 産米林−タイ系民族の開拓方式

8 破壊を招いた大規模開発

9 カナダ先住民の林

10 伐採会社の理屈

動物との付合い方
11 インド

12 カナダ

生態破壊の業
13 ラオスの不発弾

14 地球温暖化

  

11 インド

 インドでは牛は聖なる生き物である。町の大通りを牛や水牛が悠々と歩いている。傷つけられることがないと知っている。モンゴルでは五畜と言う.牛,馬,羊、山羊、駱駝を指す。それぞれの性格を生かす観点から、長時間かけて家畜化をして来た。近視眼的に、すぐ捕って食おうという方式だと、五畜は生まれなかったかもしれない。写真はアーメダバード北郊にある運送用駱駝の休み場。