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アジア・アフリカ地域研究情報マガジン 第231号

■■■ September 2022 第231号 ■■■■■■■■■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
ASAFAS INFOrmation Magazine
https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/
■■■■■■■■■■■■【発行部数 1018】■■■■■

__今月号の目次 Contents__________________

□ フィールド便り............. 週末のホームパーティー
□ メルマガ写真館............. 最近のモスク事情:イスティクラル・モスクのグリーン化
□ お知らせ................... オープンキャンパス、入試日程
□ 最近の出来事............... Facebook・Twitter情報
□ 編集子より
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■ フィールド便り Letter from the Field
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「週末のホームパーティー」
神﨑成実(グローバル地域研究専攻)

私が滞在しているインドのテランガーナ州ハイデラバード市にあるインド情報技術大学(通称IIIT)では、多くの生徒や教員がキャンパス内にあるホステルに住んでいます。生徒たちは6畳程のバスルーム着きの部屋に、教員はキッチン・バスルーム付きの家族と一緒に住むことができる広さの部屋にそれぞれ住んでいます。
「今夜は〇〇の家に行くからね」と滞在先の教員から告げられ、ホームパーティーに参加することが毎週の楽しみのひとつです。ここでは毎週末に必ず教員の誰かがホームパーティーを開き、教員の家族同士で週末の夜を過ごしています。実際に私も週に一度は必ずホームパーティーに招待されています。また、滞在先の教員の家でホームパーティーが開催されることもあります。ホームパーティーの定番の流れとしては、19時30分頃から続々と集まり、最初はお酒を飲みながら1時間半程会話します。その後、21時過ぎに夜ごはんを食べ、また会話が始まり、24時頃に解散します。家族同士で行われるため、10代子供の子供から70代の教員の両親に至るまで幅広い世代の人々が集まり、歌を歌ったり、ヒンドゥー教の神話や家族の話といった様々な会話をしながら週末を皆んなで過ごしています。

写真1: ホームパーティーの様子
写真2: ホームパーティーでのご飯 (この日の夕食はインディアン中華)
写真3: 大人たちの会話に入らずにMONOPOLY で遊ぶ子供たち

(上記フィールド便りに関する写真は次のFacebookでご覧ください。)
https://www.facebook.com/asian.african.area.studies/posts/pfbid032GdKWdcMAZDFJFNe2ZcCkciJmw5y3XEr7ZhNvVbU4nunuJwCu4efkz1ox4yLkDG4l


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■ メルマガ写真館 Photo Gallery
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「最近のモスク事情:イスティクラル・モスクのグリーン化」
中鉢 夏輝 (グローバル地域研究専攻)

2億人以上のムスリム人口を抱えるインドネシアには、ムスリムの礼拝堂である「モスク」があちこちに存在します。一口にモスクといっても、数十人を収容する簡易礼拝所からホールや飲食店を併設する大規模な複合施設まで様々な形式のモスクがあり、全て合わせるとインドネシアには70万以上のモスクがあると推定されています。

近年、政府や宗教団体は地球環境に配慮した設備や仕組みを取り入れることで、持続可能なモスクをつくる取り組みを進めています。ジャカルタにある、東南アジア最大のモスク「イスティクラル・モスク」もその対象の一つです。2020年に改築が行われ、太陽光パネルや水リサイクル設備、コンポストの設置などがなされました。

私はこのグリーン化に対する、モスクの利用者の考えや意識を知るため、意気揚々とイスティクラル・モスクに行きました。しかし、イスティクラル・モスクが改築されたことは知っていても、環境配慮型の設計が施されたことを知っている、またはそれに関連する記事やSNSの投稿を見たことがある、という利用者は殆どいませんでした。

人々のモスクとの関わり方は、礼拝ついでに休憩に来たり、家族や友人と観光したり、勉強やレクリエーションに参加したり人それぞれです。偶然にも、施設内の各所に置かれたグリーン化の設備を発見し、興味深そうにその設備や説明を眺める人は一定数いました。私は、人々がその設備や説明を見て、どのように感じるか深堀りしたいと思う一方で、少し肩の力を抜いてモスクを楽しもうとも思うのでした。

写真1:イスティクラル・モスク
写真2:イスティクラル・モスクの屋根部に設置された太陽光パネル
写真3: プラスチックボトルの回収自販機(ボトルを入れた分だけポイントが溜まり、電子マネーに換金できる)

(上記の写真については次のFacebookでご覧いただけます。)
https://www.facebook.com/asian.african.area.studies/posts/pfbid0DHWRrgcEzVaTceHWWvgMpYg4sK5DcGdqx3T2htLVY5jJscLsCdhbrkht8PXCrvD9l


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■ お知らせ Announcements
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□ 専攻別 2021年度 オープンキャンパスの開催
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◆ アフリカ地域研究専攻 第3回オープンキャンパス2021
日時:2022年11月12日(土)14:00 - 16:30
参加申込URL:https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/oc/africa20221112/

*オンライン会議システムZoomでの開催となります。    
*詳細情報と申込方法は上記の研究科ウェブサイトで公開しています。

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□ 2023年度 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 入試日程
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◆ 第2回入学試験(*アフリカ地域研究専攻のみ)
出願期間:令和5年1月6日(金)~1月17日(火)17時必着
試験日程:令和5年2月7日(火)、8日(水)

*募集要項等の詳細は下記研究科ウェブサイトで公開しています。
https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/admissions/application/

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■ 最近の出来事 Recent Topics
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□ Facebook・Twitter情報
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■ 編集子より From the Editor
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多くの学生がフィールドワークに出かけていくのを見送りつつ、私自身も短期間ではあるものの、久しぶりに史料調査の海外渡航にいくことができました。調査の進め方をあれこれと考えたりするのは、そわそわして落ち着かないものの、楽しいことです。そして、調査を始めれば、長年手にとりたかった史料、予想外の記述、そうしたものに出会うと、興奮がとまりません。調査をしているときが一番楽しい、のですが、きちんと整理し、まとめ、書かなければ、成果になったとはいえません。まずは、調査を楽しみつつ、それをしっかりと成果とする、後者は自戒をこめて。私もそうですが、みなさんもがんばりましょう。(S. N.)

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京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)広報委員会
ASAFAS キャリア・ディベロップメント室
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協力:
京都大学 アフリカ地域研究資料センター
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