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第179回 「メルマガ写真館」

第179回「メルマガ写真館」
「子ネコがサルにさらわれた!」

電話が鳴ると
「おい、サルの研究者だな?!今すぐ来い!大変だ!」と慌てた声が言いました。2018年、タンザニアのザンジバル島で人里に出没するザンジバルアカコロブスという霊長類のフィールド調査を始めたばかりの時でした。
電話をくれた友人が働くロッジに大慌てでたどり着いた私は裏の森に連れて行かれました。友人は5-6m上の樹上を指さして言いました。
「あいつだ、あのサルがウチの子ネコをさらったんだ」
一瞬、耳を疑いながらも、目を凝らすと確かに樹の上でコロブスのメスが子ネコを抱えています。子ネコは時々ニャーニャーと鳴きながらも、コロブスの腕に抱えられたまま枝から枝へと森の奥に連れ去られていきました。数分の出来事でした。いったい何が起きたのか?頭の中は疑問だらけで混乱したままです。
しかし、こうして常識を覆されることが、フィールドでは何故か病みつきになるのです。


写真1:木の上でザンジバルアカコロブスのメスに抱えられた子ネコ(2018年2月 筆者撮影)

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